今年もあとわずか。
西暦2008年は、あなたにとってどんな年になったでしょうか?
過ぎて行く毎日の生活に身を委ねて僕達は何を得て、何を失ってゆくのでしょうか?
変わらずに歩み続けることで、一つ、また一つと小さな歯車は、軋む音をたてながら回ります。
西へと帰る夕日は、いささかの切なさと哀愁を抱きながら夢の世界へ帰って行くけれど、瞬き始める一番星と少し頼りのない街灯が、心のしじまへ一抹の温もりを注ぎ込みます。
巡る季節の中で、「変わらないもの」を探して相変わらず明日に手をかけようとするけれど、時に移ろう思い出や、香り、肌を撫でる懐かしい空気に少しだけもたれ掛かったりもするのです。
「あの日」の便りを探して、見つけた「今日」は変わらずに輝いていますか?
無くしてしまった後悔と、見つけられない希望はきっとその胸の中にあるのです。
はぐれた自分、見つけた自分。
そんな「僕」に出逢うためにhome town へ帰るのです。